中山美穂さんの訃報が先日報道されましたが、その死因とも言われているヒートショック、死者数も年間1万人以上がヒートショックで死亡していると言われており、発生件数も10年で1.5倍急増しており、この数値は交通事故による死亡者数の4倍ほどあるわけで、室内における高齢者の死因の1/4をしめている事には驚きだ、この恐ろしい現象は、気温が低いこれからの季節が特に注意が必要です。
私自身も数年前、このヒートショックが原因で祖父を亡くした経験がある為、特に高齢者に注意が必要なこのヒートショックについて深堀りしていきたいと思います。
ヒートショックとは?
ヒートショックとは、急激な温度変化により身体が受ける影響のことで、温度変化により血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす恐れがある、高血圧や動脈硬化の傾向がある人がその影響を受けやすい傾向があり、なかでも高齢者は特に注意が必要な現象です。
ヒートショックの影響を受けやすい人
・65歳以上の高齢者
・高血圧や糖尿病などの動脈硬化の基盤がある人
・肥満の人
・睡眠時無呼吸症候群の人
・不整脈の人
などが一般的に影響を受けやすい人と言われています。
ヒートショックの原因はズバリ「暖差リスク!」
冬場の住宅内の温度差が大きくなると発生するヒートショック
私の場合、キンキンに冷えた体で浴室に入り、小さい時から洗って湯船に入る教育を受けて来た私は、髪を洗い、体を洗い、最後に洗顔して湯船に浸かる訳だが、この体を洗う作業がシャワーを止める必要があり、これでもか!と体を冷やしてくる、それを乗り越えて熱い湯船に浸かった時、熱いお湯がキンキンに冷えた体を刺す様な感覚を覚える、これはこれで1日疲れが吹き飛ぶ様な幸せな時間ではあるが、この時まさに血圧の急変が起こっており非常に危険な状態だ。
ヒートショックの対策法
高断熱・高気密住宅
家の構造自体を保温性の高いものにして、外気温の影響を受けにくくする
脱衣所・浴室に暖房器具の設置
服を脱ぐ時から浴室や浴槽との温度差を減らす目的で暖房器具を設置する
浴槽にお湯がたまっている場合には、ふたを外す
お湯の蒸気を利用し浴室の温度を上げる
シャワー給湯
シャワーを使って給湯することで浴室の温度を15分間で10℃上昇させることができる
お風呂に入る時の対策法
お風呂の温度は低めに設定する
お風呂の温度が42℃以上になると、心臓に負担をかけることが知られています。また、41℃以上になると浴室での事故が増えると報告れているので、38~40℃に設定して入浴にすることが勧められています。
手や足など心臓から遠い場所にかけ湯をする
心臓への負担を減らすために、かけ湯をして身体を慣れさせて入浴する、また首までお湯に浸かる事を心臓への負担に繋がるので、お湯に浸かるのは胸のラインまでにする
お風呂から出る時の対策法
ゆっくりとお風呂から出る
お湯に浸かっているときは、身体が温められ、血管が弛緩(しかん)して血圧が低下しています、その状態で急に立ち上がると、脳まで血液を運ぶことができず、めまいを起こしたり失神することがあります。
降圧剤内服中の人や飲酒後の人は特に注意
飲酒後は血圧が下がる事が知られており、大変危険なため、飲酒後の入浴は避けましょう
まとめ
ヒートショックは、住宅内に潜む大きな健康リスクです。特に寒い季節には、室内温度の調整や適切な入浴方法を心がけることで予防が可能です。自身や家族の健康を守るために、温度差に注意した生活環境の整え、また一人で入浴する場合でも家族に入浴の時間を伝えておくなど、高齢者がいる家庭ではヒートショックによる事故の要因を減らした行動で悲しい事故を防ぐことが必要です。
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